似島の食は自然と歴史がいっぱい!

自転車に乗って、約1時間で一周できてしまう似島は、山と海が近く、自然を常に感じることが出来る特徴を持ったコンパクトな島です。
似島の「海の幸・山の幸そして伝統が混ざり合わさった自然豊かな食たち」を紹介します。

海の幸・山の幸そして伝統が混ざり合わさった「自然豊かな」食たち

全世代の人に向けて、味覚で文化を知ったり、歴史を知ってもらう。



海の幸・山の幸そして伝統が混ざり合わさった自然豊かな食たち
似島には、豊かな自然と温暖な気候がだからできる特産品と
文化的に根強く残っている郷土料理があります。

似島には、こんな特産品があります。

主に似島の特産品は、自然豊かな海で育った「牡蠣」と温暖な似島で育った「レモンやみかん」などの柑橘類があります。
その他、似島の伝統の味でもある「切り出しうどん」は、似島支所前の「檸檬の家」で食べることができます。
また、なんといっても外せないのが、似島発祥のバウムクーヘンでしょう。
第一次世界大戦後、ドイツ人の捕虜として連れてこられた「カール・ユーハイムさん」が似島で焼いたのが初めとされています。
「檸檬の家」では、似島のレモンを使ったバウムクーヘンを販売しています。

バウムクーヘン作り体験

実は 似島が発祥の地!ドイツ人捕虜が日本に伝えました。
第一次世界大戦後、ドイツ人の捕虜として連れてこられた「カール・ユーハイムさん」は元々中国で洋菓子店を経営しており、似島ではじめてバウムクーヘンを焼いたそうです。
バウムクーヘンは、「檸檬の家」と「観光案内所」で販売しています。
ちょっと違った美味しさなので、食べ比べてみるのもいいかも!

似島の牡蠣

似島の牡蠣は、穏やかな瀬戸内で育った美味しい牡蠣です。
温暖で穏やかな瀬戸内で育った似島の牡蠣は、潮の香りとクリーミーな旨みが絶妙に調和し、
さまざまな調理法で楽しめる万能食材です。

似島みかん・レモン・ジャム

檸檬の家

檸檬の家では、似島の郷土料理でもある「切り出しうどん」が食べられます。
似島のレモンがのった「いなり寿司」もおいしいですよ!

似島では、現在も「切り出しうどん」の文化が根強く残っています。

牛肉の安いすじ肉のことを「切り出し」と呼んでいたそうで、そこを使うので「切り出しうどん」という名前になったそうです。

今から5~60年前(昭和30年代)には似島にお好み焼き屋が6軒ほどあり、そこで切り出しうどんも出されていました。
そのため、当時の子どもにとって切り出しうどんは家庭料理ではなく、特別感のある外食メニューだったそうです。

切り出しうどんは、甘辛い牛肉のすじと切り出しうどんの出汁がうまくマッチしていて美味しかったです!またレモンの風味で後味がスッキリしました(^^)

いなり寿司は、刻んだレモンが少し苦みのアクセントになって美味しかったです!

地元の有志の方々が
作ってくれます。

「檸檬の家」の秋月さんのお話では、

「自分が食べておいしいと思うみかんを作る」をモットーにしています。
ということで、市場に出回らないような美味しい時期に採取したみかんを生産しています。
現在、みかん・レモン・キウイ・みかんジャムを販売しておられます。

今後、秋月さんは、自身で食品加工するつもりで、規格外の物でも流通しやすい仕組みを目指しておられます。

お土産に「檸檬の家」で、似島のレモンを使ったバウムクーヘンと
似島のみかんを使ったみかんジャムを購入できます。

みかんジャムは、似島みかんの本来の甘さがさらに活かされていてとても美味しかったです。トーストにのせてもヨーグルトに入れても合う甘さでした!

レモン入りのバウムクーヘンは程よい甘酢っぱさで、後味もすっきり。女性に嬉しい一口サイズの大きさですし、パッケージはおしゃれなコンビニスイーツのよう。お店にあれば絶対に買ってしまうこと請け合いです。

「檸檬の家」を運営している「シトラスガーデンにのしま」さんのホームページ

私たちが「あったら食べてみたい」と思うグルメです。

実際にゼミで作ってみました。

不思議な組み合わせかもわかりませんが、作ってみると、なんと!、
おいしかったんです。

口伝によると、似島の最初の島民は、今の佐伯区湯来町から移住して来た方が、最初の島民という説があります。
一つの説にすぎませんが、似島にもゆかりのある湯来の特産でもあるコンニャクを入れて、ゼミでバウムクーヘンを作ってみました。

≪作り方≫
煮たコンニャクに砂糖とかたくり粉、レモン汁を加えてミキサーでペースト状にしたものを、バウムクーヘンの生地に塗りながら焼いていきます。



似島住民と第一島民のコラボ
似島は、口伝によると1600年頃、現在の広島市佐伯区湯来町から
移住してきたことが、最初の島民だろうと云う説があります。
その湯来町の特産でもあるコンニャクと似島の特産のバウムクーヘンを
掛け合わせて、実際にゼミで作ってみましたが、意外といけるんですよ!
ペースト状にしたコンニャクのモチモチ食感がポイント!



似島のみかんとソーダを合わせた商品
単純に、あったら飲みたいな~!というものです。
似島のみかんジャムが美味しかったので
きっと、これも美味しいと思います。
手軽に作れるのでぜひ試してみてはいかがでしょう!



安田女子大学 現代ビジネス学部
国際観光ビジネス学科 西原ゼミ

後藤未紗己・岡田千歩・水谷日音