山も海もある似島でのびのびとアウトドアを満喫!

東京から似島に移住された小松健二さん(46歳)
主に似島の観光案内所の仕事とBBQ場の貸出し、
カヤックツアーなどを行っておられます。

地域おこし協力隊として移住し、山も海もある似島で
のびのびとアウトドアを満喫!

―似島の玄関口である観光案内所「ウエルカム似島」でねこちゃんたちとお出迎えしてくれる小松さん。東京暮らしを経た小松さんから似島での暮らし、移住者へのアドバイスまでお尋ねしました。

似島に移住されたきっかけを教えてください。

もともと東京でweb関係の仕事をしていてこれはインターネットを繋げればどこでも出来るので、最初は海外で暮らそうと考えていました。でも、ちょっと定年みたいじゃないですか、(笑)なので広島出身ということもあり海も山もある似島を選びました。地域おこし協力隊という制度があり、ちょうど似島で募集していたのでいいタイミングだと思い決めました。今は地域おこし協力隊の活動は終えていて、任期の間に始めたBBQ場やカヤックツアーなどの事業を主に行っています。

似島での暮らしはいかがですか?

似島の家って結構広い家が多いので僕の家も広いです。4階建てのビルに一人で住んでいます。(笑)島でだいたいのことは完結するので船で広島市内のほうに行く必要はないのですが、美容院だけは息抜きとして船で街まで行っています。似島には、商店が少しあるだけでお金を使う娯楽がないのでお金は結構貯まっていいと思います!。逆を言えば会話が娯楽なので、ちょっと家を空けていると心配されて声をかけられたりします。プライバシー度はやっぱり東京よりは低めですね。例えば、洗濯物を干したままにして何日間か出かけていたりすると、帰ってきたときにはご近所の方が心配してくれていたことがありました。あとインターネットで頼んだ荷物が大きすぎると配達して貰えないのはちょっと苦労しています…。
なので一度、広島の実家に送って取りに行くこともあります。あとはフェリーの最終便が八時半と早いこともちょっと困ったりします。

これからの似島をどんな所にしていきたいですか?

移住者を増やすためにも「宇品→似島→江田島」の橋をつくりたいです。つくって貰うためにどうしたらいいものか…と考えています。(笑)フェリーも利用者が減ると、今より本数が減るか値段が上がるか、もしくは両方になってしまうと思うんです。そうなるとマイナスしかないので、橋をかけておかないと移住者を増やすのは無理ですよね…。しまなみ海道みたいに自転車で島を巡れるような場所が近場にあったらいいなと思います。

最後に似島に移住を考えている方への
メッセージがあればお願いします。

移住に対して、良いイメージだけではなくマイナス面も調べておくことですかね。
アウトドアが好きな人は似島おすすめです。
海も山もあり、いつでも釣りやカヤックができますしね!畑をしたいと思えば土地も簡単に借りれちゃいます!!
同世代の方で移住前に僕のところに相談に来る方もいらっしゃいますね。

小松さんのビジネス(ビジョン)について深堀

地域おこし協力隊として似島に来られ、任期が終わった今も元電気屋店舗を改装した観光案内所「ウエルカム似島」でバームクーヘンの手作り体験、レンタサイクルの管理などの運営を行っています。
そんな小松さんは「似島をもっと盛り上げたい」「似島の魅力を伝え似島の移住者や観光客を増やしたい」という志を持たれていて、地域おこし協力隊のお仕事の傍ら、似島の豊かな自然を生かしたレンタルカヤック・BBQ場の事業も始められました。場所は、似島じゅうを見て回った時に真っ先に気に入った砂浜に決め、材料も自力で運びすべて手作りで施設を作り上げられたそうです。
そんな小松さんには似島に橋をかけるという大きな夢がありました。これまで何度か話に上がったそうですが実現しなかったプランだそうです。知り合いの市議会議員にこの話を持ちかけたりもしているそうで、それほど似島の振興に野心を燃やしておられます。


取材を終えて・・・・・

私も自然が好きで海の見えるお家に住みたいので移住気になります!

木下莉子

島での暮らしは、メリットだけでなく
デメリットも理解した上で生活することが大切だということがわかりました。

向井千夏

地域おこし協力隊という制度を初めて知りました。移住を考えられている人にはとてもおすすめだと思いました。

玉川悠実

安田女子大学 現代ビジネス学部 国際観光ビジネス学科 西原ゼミ